2013年9月11日水曜日

the beginning of Critical Studio 2013-14 “CITY TALES"

On 7 September, the second season of Critical Studio started, which is a training program by SHIBAURA HOUSE for young creative people and students. The moderator, Mr. Julian Worrall (an architect, writer, and Associate Professor at Waseda University) explained the program.  
将来的にグローバルな活動を目指す若手クリエイターや学生を対象としたプログラムCritical Studio。2年目となる今期のテーマはCITY TALES。参加者は、様々なジャンルで活躍する20-30代の学生・社会人計7名です。


This season’s title is “CITY TALES”. Participants will learn through 12 workshops by international guests and make creative propositions towards urban spaces. The program will be structured for a six months period divided in three phases.
1. GLOBAL+REGIONAL (September-October)
2. COMMUNITY (November-December)
3. PROPOSITION (January-February)

初日となった9月7日は、モデレーターのJulian Worrallさん(建築家、ライター、早稲田大学准教授)によるオリエンテーションと、参加者の紹介が行われました。
今回は「CITY TALES—都市にまつわる話」という実験的なテーマを取り上げ、都市空間を魅力的にするためのクリエイティブな提案を考えます。まずJulianさんは都市についていくつかの話をしました。「およそ90%の人が都市に住むここ東京で、私たちが『(おそらく自然や村のイメージを持って)故郷・古里』と感じるような快適さとは何でしょうか。…また、都市に生まれ都市を作っているにも関わらず、建築家ではない市井の人々に焦点が当たることは少ない。このような見えない都市の要素(blindness)を見て、そしてどのような行動をするのかをヴィジョンを持って位置づけること、これが今回の目的のひとつでもあります。」
そして6か月間のプログラムを通して行われる12回のワークショップについての説明が行われました。3つの異なるフェイズに分かれ、9月から10月は、1. GLOBAL+REGIONAL 、11月から12月は、2. COMMUNITY、そして最後のフェイズとなる1月から2月は、3. PROPOSITIONとし、最後は参加者が自らの考えを発表します。


* You can read the program and guests here. Also here is the introduction document.
* プログラム・ゲストはこちらからご覧いただけます。また、Julianがオリエンテーションに使ったスライドデータはこちらから。
 

オリエンテーションに次いで、参加者の他者紹介タイム。普段どんなことに興味をもっているのか、どんな活動をしているのか、CITY TALESに参加した動機、将来どんなことをしたいのかなどを2人1組でインタビューしあい、そして互いのパートナーを紹介しました。参加した動機として、ウェブ制作の仕事をしている井本さんは「普段の仕事とは違った分野のことを学んで自分の幅を広げたかった」とのこと。またコンサルの仕事をしている中山さんは「今後、自分の故郷を盛り上げる活動をしたいと思っていて、都市というテーマに惹かれた」とのことでした。
 

In the ends, Julian ask some questions. "Is the city culture, or nature?" "Who makes the city?" "Which parts of this city do you feel close to, that you “belong to”?" "What is your image of Tokyo ?" "What sensory experiences of Tokyo do you have that especially strong ?" "What spaces in the city do you associate with fear or excitement ?" "What time or era do you particularly associate with Tokyo ?" "Does Tokyo have more in common with other big cities(e.g. London, New York, Shanghai) than with other parts of Japan ?"
最後にJulianから提示されたのは、都市を考えるきっかけとなるいくつかの質問。「都市は文化なのか、それとも自然なものなのでしょうか」「誰が都市を作るのでしょうか」「この都市のどの部分に近づきやすさ、つまり『属している』と感じるのでしょうか」「あなたの東京のイメージとは」「特別に強く知覚する東京での体験とは」「不安あるいは興奮と結びつく、都市における空間とは」「特に東京を連想する時間や時代はいつでしょうか」「東京は、国内の他地域よりも他の大都市(たとえばロンドン、ニューヨーク、上海)と共通しているでしょうか」

The first workshop will begin next week. 
このような問いが投げ掛けられつつ、いよいよ次週からワークショップが始まります。

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